はだしのぼくに、ビーチサンダル/u.w.

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2015.08.05 Wednesday ... - / -
#だまし、だまされ
 昨晩、不思議な夢をみた。

 山が噴火し、その溶岩が流れ出している。私をはじめとする多くの登場人物は、その溶岩を避けるよう、高いところへとのぼっていく。行き着いた先は、だだっ広い平原だ。私たちは、山を背に走っていたはずなのに、いつのまにか山に向かって走っていた。だけど、私たちはなぜか立ち止まらない。
 すると、多くの動物たちが、私たちの進行方向とは逆に走っていった。何百を超える動物たちだ。種類も大きさも様々で、私たち人間だけが火山へと向かって走っていた。私はふと考える。そして立ち止まった。私たちは何をしているんだ。立ち止まっている時間なんかない。だけど、人間たちはいつしか立ち止まり、あっけにとられたように動物たちを眺めていた。
 私は叫んだ。はやく逃げるぞ、って。だけど、私が呼びかけても、誰もついてこなかった。私が動物たちと同じ方向に走り出しても、人々は私には気づかなかった。私は、人間の本能について考えた。私は、人間をやめたかった。

 その後、私はゴリラにお金を騙しとられる。ゴリラは、私の持っていたお金を持ち去ってしまう。私は、ゴリラの車を盗んで、火山で消えた大切な人を捜しに出かけた。運転するのは、私の友人だ。だけど、私の捜している人物は、みつからない。私の手元には、盗んだ車が残っただけだった。夢の中でも、私たちは人を騙し、騙されるんだな、とぼんやりと思った。とても寂しかった。
2009.10.10 Saturday ... comments(0) / -
#空の葡萄と洋梨
 夢をみた。私は、大勢の人に囲まれて歩いている。どこか、知らぬ土地の歩道。空の色も、風景もどこか白っぽくて、映画の回想場面のようだった。私の二メートル前方には、友人S。彼は、グループの先頭で歩いている。前をしっかり向いて、足早に歩く。私は、彼の背中を見ながら歩く。
 だけど、私の関心はSから離れて、空にぶら下がる葡萄に移った。葡萄は、空になっていた。電線に絡まっているように見えるけれど、どこにも電線はない。だから、葡萄は空に、連なるようになっている。私は、青葡萄(白葡萄のこと)と普通の葡萄が交互になっているのが気になって仕方なかった。だって、空に葡萄だもの。私にはそれが面白くて、面白くて、Sを呼び止めた。
 彼に、空の葡萄の話をした。彼は空を見上げた。でも、彼は驚いたようにきょとんとしている。
―どうしたの?と聞くと、彼は私に、なんでそんなことが気になるのか?
と聞いた。今度は私がぽかんとした。だって、空に葡萄がなっているというのに、どうして驚かないのって。でも、私は笑った。
―観察するのが好きだから。どんな小さなことでも面白いんだよ。
と彼に話した。
 彼はまた、私の前にいた。お腹が減っているらしい。彼は、さっき誰かに彼の梨をあげたらしい。それで、お腹が減ってイライラしているというわけ。
―なんで梨をあげてしまったの?と私。
彼は答えない。だから、私は、私が持っていた梨を彼に差し出した。でも、彼はちらっと目を向けただけで、それを受け取ろうとはしなかった。あげる、と言うと、今度は彼が言った。
―それは君のだ。
結局、彼は私の梨をもらってはくれなかった。

 そこで、私は思い出した。この道の先には、洋梨がたくさんなっているって。知らない町だったのに、私はその町のことをよく知っていた。その先に洋梨がたくさんなってることだって、どんなふうになってるかだって、私は知っていたのだから。彼は、またきょとんとして聞いた。
―なんで知ってるの?
私は笑って言う。
―知らない。
 くだんの道にたどり着くと、私の言っていた通り、洋梨がたくさんなっているのが見えてきた。道の脇に、洋梨、ヨウナシ、ようなし。思った通りの形、色。私は満足な気持ちでいっぱいになって、洋梨を眺めたりしていた。でも、歩かなくちゃ。だから、道の脇になっているいくつもの洋梨を、どんどん、どんどん、追い抜いて歩いていく。そうだ、Sに言わなくちゃ。洋梨、やっぱりあったでしょ、って、と思った。でも、どこを探してもSはいなかった。

 私たちは、牧場に向かっていた。私は一度間違えて危険な道を左折して、でもやっぱり右折し直した。すると、そこはもう牧場。薄暗い雲のしたで、淡い色した草を眺めた。積まれたブロック塀だとか、ただっぴろい牧草地だとか、私はぼんやり眺めた。
 振り返ると、お城。フランス様式のお城がたっている。いつのまに?と思う。だけど、気にしない。私と、大勢の人々はお城に入っていく。トイレに行きたいとある人が言った。たしかに、トイレには行きたい。と私も思った。私はトイレ組を引き連れて歩いていった。
 お城の中には、たくさんの螺旋階段。トイレに向かう階段は螺旋状ではない。でも、どこかゆったりとした曲線を描いていて、波打っているようにうねうねとしている。お城の塔を囲むように、うねうねと。階段の途中には、真ん中に分ける仕切りがあった。私は左へ、数人は右へと進んだ。そして、トイレの目の前まできたとき、左を選んだ人には上に進む矢印が。私は、戸惑いながらも矢印に従った。
 上の階につくと、そこはどこかのレストラン。でも、私の目的はトイレ。トイレを探すと、誰もいないトイレがあった。トイレの入り口には、「天空の城」と書かれてあった。鼻で笑いながら、トイレに入った。
 出ると。そこには家族連れ。背の高いお父さんが、子供たちの世話をしている。トイレから出てしばらくしたとき、手に持っていたものをトイレの中に忘れたことに気づいた。でも、とりに戻る気にはならなかった。だから、それをおいて、階段をおりていった。

 城の中は、入り組んでいる。そこかしこに階段があって、迷路のような作り。私はしばらくうねうねと歩いた。途中、階段に沿うように廊下がある場所に出た。私は、階段を上りきらずに、顔だけ廊下の脇から出して、歩く人々を眺めていた。
 そこへ、見知った顔が通りかかる。Sだ。彼は颯爽と歩く。そして、私はみる。彼の手に、さきほどの洋梨がきちんと握られているのを。彼が通り過ぎる。その洋梨にかぶりつきながら、彼はいってしまう。私の脳裏には、歯形のついた洋梨が、ずっとずっと映っていた。洋梨は、やっぱりとてもおいしそうだった。
2009.09.25 Friday ... comments(0) / -
#夢
 眠る前に、昨日みた夢について記録しておきたい。
 
 昨日、また大理石でつくられた棺の夢を見た。この棺が夢に現れるのは二度目だ。一度目と同じように、なだらかな坂道の頂きに、小さな家があった。西欧的白い家だ。その家は生け垣に囲まれていて、赤い花が咲いていた。右手側には、小さな裏庭が広がっている。その裏庭の真ん中に、黄色い車が駐車してある。明らかに、一般の乗用車ではない形をしている。F1で使われているような、レーシングカーだ。この車の中に、男が一人乗っていた。彼の周りはグレーがかっていて、鮮やかな色の中で異様な雰囲気を漂わせていた。男は私と、一緒にいた友人Hに話しかけた。私は、友人Hを振り返り、言った。
「前回ここに来た時、この人はここにはいなかったよ・・・」
友人は、特に何も言わなかった。私は、戻ろう、と言いながら友人を急かした。帰るべき所があるらしい。レーシングカーの脇を通り、白い家の端の細い通路へと向かった。その通路に、大理石の棺が置かれていた。白い大理石の棺に、グレーの石盤で埋葬者の名前が記してある。普通、棺は上に蓋があるものだ。だけど、この夢に出てくる棺は、両端の面が筒抜けになっていて、トンネルのように間を通り抜けることができる構造になっていた。私と友人Hは、その棺を通り抜け「世界のこっち側」へと戻ることになっていた。しかし、棺の中を這いつくばりながら前進している時、ふと恐ろしい考えが頭をよぎった。
「ねぇ、さっきの男の人って、もしかしてここで眠ってた人なのかな・・・」
友人Hは返事をしなかった。私たちは、とりあえず先を急いだ。とりあえず、棺を出よう。それしか考えられなかった。その続きは覚えていない。

 その前にも、違う夢を見た。そこでは、ある男性の名前をメモしていた。どういう経緯なのかは覚えていないけれど、私はその人の部屋にいて、その人の名前を聞いていた。その男は、「ウエタニ ヨウ」という名前だった。彼に「ヨウ」はどういう漢字を書くかを聞いた。男は、「わきでる、という字だよ。」と言い、私の頭の中には「涌」という漢字が浮かんできた。でも、夢の中では、それに疑問を持っていた。なにせ、一番最初に思い浮かべたのは、「陽」の字だったからだ。でも、「上谷 涌」としっかり紙に書いた。不思議なのは、「涌」という漢字に、「ヨウ」という読みがあったことを知らなかったことだ。でも、夢の中ではその漢字が明確に現れていて、今朝辞書で調べてみたとき、とても驚いた。「本当に読むんだ!」という素直な驚きだった。「上谷 涌」とは、一体誰だろうか。今それが、とても気になっている。
2008.04.26 Saturday ... comments(2) / -
#暴食/物語/夢
 ここ数日間、何かに取り憑かれたように食べている気がする。といっても、その対象は野菜なので安心だとは思うが、自分で自分が恐ろしく感じられる。こんなことは、今までなかったのだけれど・・・私、病んでいるなぁ、と漠然と思う。恐らく、いろんな不安があるからなのだろうけれど、なんとかしたい。大学の講義が始まれば、なんとか落ち着くだろう。大半の大学生に反発をかう発言かもしれないけれど、私は休みよりも大学に通っているときの方がずっと楽しい。休みが短くなればいいのに、と心底思ってしまう。
 今、『あやまちの夜』 (ターハル ベン=ジェルーン著)を読んでいる。今日、図書館で借りた二冊のうちの一冊だ。第五章まで読み終えた。これまでで感じたことは、この本の内容どうこうの話ではないのだけれど、読んでいて気持ちを乱される本だと思った。本を読んで、ここまで不安な気持ちになったのは久々で、中学時代読書にのめり込んでいたときの気持ちを彷彿とさせた。「あぁ、こんな感じだったなぁ。完全に物語に飲まれていたなぁ」と、本を読みながらも冷静に考えている自分がいたりした。読み終えた後、どんな気持ちになるのかが楽しみだ。
 
 そういえば、今日も不思議な夢をみた。「なぜ?」と思う人が登場してきた。夢の中で、私はその女性から電話を受ける。声で誰だかわかる、顔も連想できるけれど、名前が浮かばなかった。夢の中では、その女性の名前を必死で思い出そうとしている。思い出せた後、私は熱を出す。熱を出した私の隣に、大学でお世話になっている先生がいて、私の看病をしてくれている。でも、先生は時折眠ってもいて、眉間の間に皺を寄せながら眠っている。熱があるのは私の筈だというのに、先生の額には冷えピタが貼ってある。再び、電話がなる。私は外に出る。母に会い、バスに乗り、海を目指している。そして「舞浜」という場所まで来る。(現実の世界での「舞浜」という所があるのかは、わからない。駅の名前だったと思うけれど、地名だったかは確かめないと。)その舞浜から、見える筈のない「赤城山」が見えた。そのずっと手前には、海岸に面した山があった。山は、犬が寝そべっている姿にそっくりで、海面に映った山をみると、犬の姿にしか見えなかった。正しく言えば、私の犬の姿だった。その後も、様々な所へ行ったけれども、そんなに印象に残るものはなかった。覚えてはいるけれども。 
 今日みた夢の、色が思い出せない。所々、強烈な色彩を放っていたのは覚えているのだけれど、全体を通したときのイメージカラーがわからない。私の夢では、大概、「その日の色」があって、その色の持つ雰囲気と映像とが合った夢をみる。今日の夢にはそのカラーがなかった。もしかしたら、モノクロの夢だったのかもしれない。

2008.04.11 Friday ... comments(0) / -
#without any plans
 寂しい。予定のない、真っ白な日曜日。ぼんやりするだけ、特にやる気もなくて。こういう時、絶望的な気持ちになってしまう。外にいけば、外の空気を吸えばそれだけで変わるのに、外への一歩が踏み出せない。まったく、何をやっているんだか。やらなくちゃいけないことは山積みなのに、それにも手がつかない。自己嫌悪。
 
 
 変な夢をみた。母が強盗のような男に襲われる夢だ。しかも、映像が二重になっていて、おかしな感じだった。とても古い、舞踏会のような場面の映像と、母がバイクの男に取り押さえられている場面が被る。二つの映像の共通点は、舞踏会にいる男と、母を押さえている男が、同一人物だということだ。
 場面が変わる。母がバスに乗っている。彼女の記憶の中で、さっきの二つの場面がリンクする。母の顔が「はっ」と驚いた顔になる。母の目の前にいる女が、話しだす。母は女の顔に見覚えがある。二つの映像の双方に、その女の顔があった。女は、なにかを話した後、バスを降りた。母は、これが学生時代の思い出だと気づく。母の過去と、現在の姿が重なる。過去の自分の記憶の中に、三つの共通点を見つけた母は、妙な焦りを感じている。現れた女と、男との関係性を必死で思い出そうとする。でも、記憶が重なり合って、映像がはっきりしない。何枚ものネガを重ね合わせているようだ。でも、母は言う。
「400年もの前の記憶が、どうして私の胸の内に存在しているの?」
 女の顔と男の顔が、絶えずに現れる。母はバスの中で目をつぶった。私の目がさめた。

 目が覚めた時、言いようのない不快感と不安に襲われた。嫌な夢だった。セピア調ではあったけれど、リアルな映像で、夢ではないような感じだった。あぁ、いやだ。急いで部屋の電気をつけて、音楽を再生し始めた。そうでもしないと、不安に押しつぶされそうだった。今思うと、やっぱり変な夢だった。夢だから変なのかはわからないけれど。あの男と女は誰なんだろう。あの古い映像はなんだったんだろう。三つの映像の関係性が、ひどく気になる。夢にでてくる、知らない人間の顔や、知らない人との関係性って、いったいどういう意味を持っているんだろう。そもそも、会ったことすらない人の顔を、どうやって思い浮かべることができるんだろう。不思議だ。
2008.04.06 Sunday ... comments(0) / -
#単純/夢のこと
私はとても単純。今はもう大丈夫。この間感じた嫌な嫉妬も、今はもう平気。おばかだけれど、私は構ってもらえたらそれでいい。自分でも笑ってしまうほどだった。こんなに単純でいいのかな、私って。でも、気分がいいのは事実で、あの子が普通に元気そうだったのも事実で。私、少しだけ落ち着いてると思った。時間が少し空いて、考える時間も考えない時間もできて、ちょうど良かったのかもしれない。

宮澤賢治の「銀河鉄道の夜」を再読した後、長野まゆみの「カンパネルラ」を読んだ。感想は面倒なので書かないけれど、長野作品の中ではかなり好きなお話だった。お気に入りに追加。

追記:
結局のところ、ほとんど眠れなかった。でも、ところどころ夢はみた。長い長い自覚夢(明晰夢)をみていたような感覚。たまに思うけれど、人間はレム睡眠時以外にも夢をみると思う。一時間おきに起きて、その度に夢から覚めているから。もしくは、自覚夢の途中で、意識が実際に覚醒しても、またすぐに夢に戻れるとかなのかな?とても気になる。ノンレム睡眠時にも夢をみる、ってどこで読んだんだっけ。忘れてしまった。

で、夢についてだけれど、前にも夢にみた建物が出てきた。一階の長い廊下は、大学のコンピュータ室前の長い廊下に似ていた。というかむしろ、そのまんまだった。廊下をまっすぐに行くと、正面玄関がある廊下に接続する。右手側には正面玄関が見える。その曲がり角の直前に、エレベータ乗り場と、遠慮がちに階段がある。まだ長い廊下に面した壁にだ。階段は薄暗いけれど、活気に溢れている感じがしている。その階段をのぼると、目の前に円柱型のエレベータが現れる。一階から続いているエレベータが明らかにおかしな所に続いている。階段の下を、横歩きしながら上にのぼってきたというように、右斜め上に移動しているようだ。二次方程式のグラフみたいな、緩やかな放物線を描きながら。

そのエレベータは円柱型なので、その周りはがら空きになっている。(大きな階段の踊り場のようなところにある。エレベータホールとでも言うべきかな。)階段をのぼってきた私は、正面の壁に続く階段を目指す。ちなみに、二階も一階と同じような作りになっている。長い廊下の右手側に通路が続いている。沢山部屋もある。印象に残るのは、廊下に取り付けられている黒い手すり。セピア色した階段の中に、黒がよく映える。黒いスカートをはいた女子学生たちの後ろ姿が見える。

二階へ続く階段は、妙に入り組んでいる。らせん階段とは言わないけれど、さっきのエレベータをぐるりと囲むようになっている。だから、ちょっとの高さしかのぼっていないはずなのに、実際はかなり距離を歩いている。三階にたどり着く前に、一度左側に折れる。そのまままっすぐに作ってあれば、二メートルは少ない距離を歩かずに済んだのに、不可解な階段の構造。上り終えると、二階とはちょっとだけ雰囲気の違う空間に出る。円柱型の入り口がいくつも並んでいる、せまぜました空間だ。もちろん、エレベータもある。階段がある壁側にはトイレがある。これも円柱型。入り口は時計回りの回転式。前にみた夢では、このトイレで密会が行われていた。賄賂の取引みたいな。今回の夢では特に重要な所ではない。ただ、特筆するべきトイレの特徴は、入り口が一つではないこと。トイレに入ると、また向かいの壁には違う扉がある。入ったときと同じ扉から出なくていい。そうすると、いちいちエレベータホール(というほど広くはないが)から、まわってこなくて良いという設計だ。ちなみに、普通のトイレではなくて、飛行機のトイレのように、不快な音のするトイレだ。その上、内壁は黒。非常に暗くて、居心地が悪い。(なんでトイレの描写に力を入れているんだろ、私・・・)

三階には、仮眠をするためのシェルターが無数存在する。どこ部屋をみても、紺色のプレートに、白い番号がふられている。ここには結構沢山の生徒たちがいる。このシェルターはあらかじめ自分が使用できる部屋が決まっているはずなのだけれど、今回の夢では、受付で鍵をもらわないと使えないらしい。図書館を使用するのと同じ要領で、学生証をみせ、鍵を受け取る。受付をしないと、シェルターは使えない。シェルターとはいっても、小さな部屋だ。ただ、本当にせまい。ベッドと小さな勉強机がかろうじて入るようなスペースだ。ただ、今回の夢の受付場所は、とても遠くてすぐに鍵をとりにはいけなかった。私は二階のエレベータホールで友達と合流していた。三階のレクレーションホールには私が探していた女の子がいた。探していたのかはわからないけれど、夢の中の私は、彼女に話しかけた時、「探していたよ」と言っていた。彼女はスーツをきた男の人が私を探していたよ、と言う。実は、私はこの男から逃げていた。

逃げ始めた理由は、彼と会話をしている時、自分の未来が見えたからだった。私は白衣を着た科学者のようで、自分の研究室にいた。そこには鏡があって、着替えをしようとしていた時、来客としてその男が現れた。その男と業務的な会話をする。私の研究室は、どこかのアパートのような間取りで、部屋の奥にはふすまがあって、その奥は小さな部屋がある。その小さな部屋には、大きな窓とベランダがついている。私の部屋には女子高生がひとりやってくる。赤いフレームの眼鏡をかけている。スカートが短く、携帯電話で会話をしている。私は、窓に映し出される自分が、もうひとりの白衣の女と、彼によって殺されそうになるのをみる。未来予知のような感じで。でも、殺させる場所は、研究室ではなく、実験室のようなところだ。手術台がある部屋。なにかの事故のような流れの上での犯行。ちなみに、この女子高生も死んでしまう。私たちは彼女を対象とした実験に失敗し、そこで私が殺害される、というものだ。その映像だけは白黒の映像だった。スーツの男が、もう一つの部屋で待っている時、私は車の音を聞きつける。直感的に、ヤバいなと感じた。財布と、リップクリームを急いで持ってその場を離れた。そして、階段をのぼり始める。シェルターに籠れば、彼には見つからないと思ったからだ。

ただ、私は男が私をみつけるのを、どこか頭の隅で理解していた。シェルターには鍵がないとは入れない。私は鍵をもっていないし、受付はここから遥かに遠い。そして男はもう私を探している。あー、こりゃだめだな、と思った時、壁の向こうから男がひょっこり現れる。まるですべてを把握していたみたいに。私はここで目を覚ます。というか、自ら起きたような感じだ。夢からのエスケープ。明晰夢がみれるって、こういう時便利だ。

この建物の夢は、以前みたことがあると言った。でも、その夢の描写をしていないと思う。あまりにもストーリが入り組んでいたからだ。もう一つの夢を、書き落とした記憶がない。この夢をみたのが、日本なのかブラジルなのかもわからない。ただ、ストーリの一部と、建物の構造はよく覚えている。地下室の様子や、シェルターの中の様子、階段の複雑な構造、エレベータ、廊下の雰囲気、などなど。忘れていたはずの風景を夢にみて、今はまた鮮明に描くことができるようになった。前回もかなり緊迫感のある内容だった。クローンとか、バイオエシックスに反するような。ただ、どこかに破壊や崩壊の雰囲気が存在していて、それから逃げているような感じもあった。もうひとつ気になるのは、長い廊下が、今の大学にそっくりだということだ。でも、大学生になる以前の夢だというのははっきりしている。いつみた夢だったんだろう。建物の作りが、大学に似ているのが妙に気になる。一応、過去の日記を読み返してみようと思う。

追記の方が長いよ。
2007.06.24 Sunday ... comments(0) / -
#小さな、過去の私
夢で過去の自分に会った。私の子供の頃とは、ちょっとだけ違ったけれど、あれは私だったらしい。実際、夢はとても混沌としていて、順番もストーリーもおかしなものだった。ただ、私が未来から過去にやってきた、という設定は理解できた。私は、どこか異国にいる、小さな私と会ったのだ。

異国では、私のほかに二人の学者が一緒だった。タイムマシーンの開発グループだったのかもしれない。三人して白衣を着ていた。私の他には、眼鏡をかけた金髪の男の人と、どこかでみたことがある顔の女の人がいた。その二人は、兄弟だったようだ。私は彼らと地下鉄のホームで待ち合わせしていた。ホームを歩いて、様々な人とすれ違った。女の人の後ろを通ろうとしたとき、電車が真横を通った。その冷たい風が私の体を揺らした。落ちはしなかったけれど、私たちは電車に乗り遅れてしまったような様子だった。振り向くと、二人は私の方をみていて、周りを見渡すと、私たちはまったく違うところにいた。

そこには、私たちを受け入れてくれた家族の家があった。私は、その中の一軒にホームステイしていたようだ。その日は、ちょうど祭りの日だったらしく、皆がお祭り衣装を身にまとっていた。私は彼らにお別れの言葉を言っていたようだった。そこで、過去の小さな私に会う。彼女は、淡い水色の浴衣を着て、髪をポニーテールにしていた。初めて見る大人の前で、照れるそぶりを一瞬見せたけれども、すぐに落ち着きを取り戻したようだった。挨拶をすると、彼女も私に答えてくれた。一緒に散歩をすることを提案して、彼女を誘い出した。小さな私は、私の後をついてきた。

手をつないで、彼女に私の名前が彼女と同じことを教える。そうすると、彼女は嬉しそうに笑った。色々話をしていくうちに、私はさっきの地下鉄のホームに戻ってしまっていた。もちろん、小さな私と手をつないだままだ。私は、そこでお別れだということに気づく。ホームの陰に座り、小さな過去の私を膝に抱いた。彼女と最後のお別れをした。人々の足が、遠慮なく行き来する中、彼女の頭を抱きしめて、言った。

「未来のあなたは、きっと幸せだよ。しんどいこと、苦しいこと、きっときっと沢山あるよ。でも、うん・・・あなたはきっと幸せになれるから、私はつらいけれど、幸せだから。だから、泣いちゃだめだよ、泣いちゃ。」

声を出すのが苦しいくらい、大きな今の私は泣いていた。この言葉を言うのに、多くの時間をかけた。胸の中にはいろいろな気持ちが渦を巻いていた。途中、何度も戸惑っていた。悪いこともある。悪いことの方が多いけれど、結局のところは幸せ、そんなことを子供に言っていいのか戸惑ったのかもしれない。小さな私は、私の耳元でなにかをささやいた気がしたけれど、雑踏の中ではなにも聞こえなかった。私はゆっくり立ち上がると、乗らなくちゃいけない電車を探した。そこには、異なる方向を示す、三両の電車が停車していた。どの電車に乗ればいいのかわからなかった。私はいつのまにか、小さな小包を胸に抱えて、そのホームに立ち尽くしてしまった。小さな私は、もうどこにもいなかった。一歩前に進むごとに、ホームは狭まり、人の数は増えた。私はいつの間にか、三両の電車に挟まれる形になった。その時、発車を告げるアナウンスがかかった。でも、狭すぎるホームに溢れる人々を、よけることができなかった。電車は私の頬をかすめるように進んでいった。あっと言う間に、電車は行ってしまった。赤っぽいホームには、私一人が取り残されていた。

この後、何度も地下鉄のホームに戻ってきた。犬に追いかけられたり、道に迷ったり、騙されたりしながら、いつも最後にはホームに戻ってくる。でも、一向に電車には乗れないようで、私はこのまま永遠と繰り返されるループの中に、迷い込んだままだったかもしれない。だから、夢が覚めてよかった。

今でも、小さな過去の私に言った言葉が忘れられない。あの自分の苦しい気持ちが忘れられない。あの言葉は、私の本心だったのかもしれない。あれほど、一つの言葉を絞り出すようにしていた自分が、なんだかとても愛おしく思えた。不思議だけれど、本当に幸せだって思えた。ただ、今日見た夢が、単なる夢とは思えない自分がいる。どこかで経験したことなのか、それともこの先経験することなのか、いずれにせよ、私は今とても不思議な気持ちでいる。夢と現実の境界線っていったいどこだ。
2007.06.20 Wednesday ... comments(0) / -
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